Webアプリや静的サイトを Render でデプロイしたあと、独自ドメインを割り当てたいと思い、少し調べた内容をまとめています。
この記事では、お名前.comで取得したドメインにサブドメインを作成し、Renderに適用する方法をわかりやすく解説します。
手順の全体像
大きな流れは以下の通りです。
- お名前.comでサブドメインを作成
- DNSレコードを設定(AAAAレコード削除 + CNAME/Aレコード追加)
- Render側で独自ドメインを追加し、検証(Verify)
- SSL証明書を発行して公開
では、順を追って詳しく見ていきましょう。
1. サブドメインを作成する(お名前.com)
- お名前.com Navi にログイン
- 「ドメイン一覧」から対象ドメインを選択
- (レンタルサーバーを利用している場合)レンタルサーバー管理画面にログイン
- 「+サブドメイン」をクリックし、任意のサブドメインを入力(例:
app
→app.example.com
) - 作成を保存し、数分待機
これでサブドメインが追加されます。続いてDNS設定を行います。
2. DNSレコードを設定する
AAAAレコードを削除
- IPv6用の AAAAレコード はRender非対応なので削除してください。
- 残しておくと接続不良の原因になります。
サブドメインをRenderに向ける
サブドメインを使う場合は CNAMEレコード を追加します。
- ホスト名:
app
- TYPE:
CNAME
- VALUE:Renderで表示されるドメイン(例:
your-service.onrender.com
) - TTL:3600(デフォルトでOK)
ルートドメインを使う場合(任意)
もし example.com
自体をRenderに割り当てたい場合は Aレコード を追加します。
- ホスト名:空欄または
@
- TYPE:
A
- VALUE:
216.24.57.1
(Render公式ロードバランサIP)
設定を保存して、反映を待ちましょう(数分〜最大72時間)。
3. Renderでドメインを追加・検証する
- Renderのダッシュボードにログイン
- 対象サービス → Settings > Custom Domains
- 「Add Custom Domain」から
app.example.com
を追加 - DNS設定が正しくできていれば「Verify(検証)」が通ります
- 検証成功後、SSL証明書(Let’s Encrypt)が自動発行されます
4. 動作確認
- ブラウザで
https://app.example.com
にアクセスして、サイトが表示されるか確認 - DNS Checker などで反映状況を確認可能
- Render管理画面でSSLステータスが「Issued」になっていればOK
まとめ
- サブドメインを作成 → AAAAレコード削除 → CNAMEでRenderに向ける
- ルートドメインも使うならAレコードを追加
- RenderでVerifyすれば、SSL証明書も自動発行
この流れで、お名前.comのドメインをRenderに割り当てることができます。
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